おやつの与え方について

前回はペレット選びのポイントについてのお話を書きました。

今回は、おやつについて少しお話をしたいと思います。

 

栄養的には干し草とラビットフードで十分ですが、

おやつはうさぎちゃんにとって美味しいものです。

嗜好性が高く喜んで食べるので、

しつけの時や、ご褒美に、

また病気で食欲のないときにあげるようにします。

それ以外の時には与えない方が良いです。

 

おやつは高カロリー食品が多く、

食べ過ぎは肥満や病気のもとになるので注意が必要です。

また、おやつを頻繁にもらえると覚えると、

主食であるチモシーを食べなくなります。

そしてペレットにも興味が無くなってしまうこともあります。

 

不正咬合になりやすくなったり、

消化不良や鬱滞を引き起こす原因になります。

 

与える量は、主食の1割り以内におさえるようにします。

肥満を心配される場合は、

その分、ペレットの量を減らすと良いです。

チモシーは減らしてはいけません。

 

うさぎは慣れない食べ物は食べたがらない傾向があります。

しつけや体調不良の時に、

有効におやつを使えるよう子供の時からおやつの味に慣らす練習を。

 

まめちゃんは子供の時から、おやつとペレットばかり食べていたので、

不正咬合から鬱滞を繰り返していました。

7才になり、引っ越し先のうさぎに詳しい獣医さんに診ていただいた時に、

チモシーの重要性を教えてもらいました。

 

どうしてもチモシーを食べないことを相談すると、

おやつを欲しがってもあげないように。

ペレットも必要量以外はあげないこと。

そして、あとはチモシーしか食べるものが無いという環境にすること。

飼い主の忍耐が必要だと教えてくださいました。

 

『おやつがもらえないことがわかると、怒りながらチモシーを食べ始めるから。』

と先生がお話されました。

それから、私たちは

「怒りのチモシー」を合言葉に、

心を鬼にして、チモシー中心の生活にし、

食欲が無いときにだけおやつをあげるようにしました。

 

そうするとうんちの大きさが2倍以上になり、

こんなに大きなうんちが小さな体から出るのかと驚く大きさです。

軟便をする回数も減りました。

 

食事は、本当に重要なことだと思います。