カラダのお手入れ <続き>

こんにちは。

前回まで3日連続で、うさぎちゃんのブラッシング方法について説明いたしました。

これからは数回に分けて、その他の箇所のお手入れ方法について少しお話をしたいと思います。

 

今回は「爪切り」について。

 

野生のうさぎは野山を駆けまわったり、

土をホリホリしているうちに自然に爪が削れますが、

家庭で暮らすウサギちゃんはそうもいきません。

 

長さをチェックして、伸びているようであれば切ってあげてください。

そのままにしておくと、

指が曲がってしまったり、

爪が引っかかって折れたり、抜けたりして怪我をしてしまうことがあります。

 

爪切りはペット用のものを使ってください。

ウサギ用がなければ、イヌ用やネコ用で構いません。

前足と後ろ足で合計18本の爪を切るのは、けっこう時間がかかり、

飼い主さんもウサギちゃんも集中力と忍耐が必要になりますので、

何日かかけて少しづつ切ってもOKです。

 

爪の中には血管が通っているので、血管を切らない様に注意してください。

被毛の色によって、爪の色も異なりますので、

爪の黒い子は血管も見えにくくなります。

その場合は携帯電話のライトや懐中電灯のあかりで透かして確認しながら切ってください。

 

爪を切るときに暴れてしまう子も多いと思います。

その場合は、おうちの中のうさちゃんの慣れていない場所で切るというのも一つの案です。

うさぎちゃんは慣れない場所に連れていかれると、

「かりてきたネコちゃん」状態になります。

うさぎなのに・・・です。

 

その隙を狙って手際よく爪切りすると意外と上手くいきます。

その際に、バスタオルやタオルケット等の大きめの布で全身を覆って、

仰向けにせず、お尻をしっかり持って、爪を切る手や足だけをその都度布の隙間から出してやるとより静かになり切りやすくなります。

顔ごと覆ってしまった方がうさぎちゃんも静かになりますが、

窒息しない様に、息継ぎさせてあげながら行なってください。

 

ただし制限時間は5分〜8分

それをこえると、その場の空気に慣れてしまい、

「脱走したいライオン」に豹変します。

 

オススメは2人で手際良く行うことです。

抑えている人の頭が邪魔だとか、影になって切りたい部分が良く見えないとかで、

人間同士が揉めていると、その時間でうさちゃんが暴れ出しますので、

平和に仲良くやる事もコツの一つです。

 

一番気をつけていただきたいのは、

 

暴れて落としてしまったり、力強く押さえ過ぎてしまうと、怪我や死の危険がありますのでお気をつけください。

 

まめちゃんも爪切りが大嫌いな子でしたので、

前述の様に、その都度場所を変え、手を変え爪切りをしておりました。

また、今当店にいるOtomari スタッフ3羽ちゃんも全員爪切り大嫌いですが、

毎回この方法で断爪式を行なっております。

 

ただ・・・

どうしても自分で切れない場合は、動物病院等で切ってもらいましょう!!